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2009年10月25日

トレーニング系列を用いた乱数生成に関する研究

任意の情報源から出力された十分長い系列(トレーニング系列と呼ぶ)と 真の乱数列を利用して、その情報源と統計的に同一の性質を有する系列を 生成する問題が「トレーニング系列を用いた乱数生成問題」です。 この問題は「情報源のユニバーサルシミュレーション問題」とも呼ばれ、 物理学等における応用を有しています。
  植松研究室では、実用性を考慮し有限精度の演算によって 乱数生成を行うアルゴリズムを検討すると共に、 長さnの乱数系列の生成に必要な、真の乱数列の長さや 演算語長について評価を行っています。
Posted by 植松友彦 at 10:50 午前
Categories: 研究紹介